自分らしい働き方とは、どのようなものでしょうか。

働く時間を自分で決めること。好きな仕事を選ぶこと。場所に縛られずに働くこと。

こうした自由は、自分らしい働き方を考えるうえで、大切な要素だと思います。

しかし、私はもう一つ、考えてみたいことがあります。

それは、自由な働き方を手に入れるだけでなく、その自由を使って何を育てるのか、という視点です。

自由に働くことと、事業を育てること

私は現在、安定した収入を得るために働きながら、自分自身の事業構築にも取り組んでいます。

個人事業には、活動内容や仕事の進め方を自分で考えられる自由があります。一方で、自分が動かなければ収入につながらないこともあります。

自由に働けることと、収入を生み出す仕組みを持つことは、同じではありません。

自分の時間を使って収入を得るだけでなく、経験や知識を蓄積し、将来も活用できるものへ発展させる。

そこに、フリーランスという働き方を、事業家の発想で活かす余地があると考えています。

CrowdWorksへの応募から考えたこと

最近、私はCrowdWorksでライティング案件への応募を始めました。

募集されているテーマには、「自分らしい働き方」や、日々の暮らしで感じる小さな幸せなどがあります。

自分自身の経験や考えを文章にし、誰かに届ける仕事です。

応募することは、仕事の機会を得るための行動です。しかし、私にとって意味があるのは、それだけではありません。

文章を書くことで、自分の経験を整理できます。自分では当たり前だと思っていた考えも、文章にすることで、新しい視点から捉え直せます。

さらに、執筆を通じて得た経験は、自分のWebサイトでの発信にも活かせます。

一つの活動から、収入の機会、執筆経験、知識、コンテンツという複数の価値が生まれる可能性があるのです。

もちろん、応募した仕事が必ず受注できるわけではありません。記事を書けば必ず収益が生まれるわけでもありません。

それでも、活動から得られるものを収入だけに限定しないことには、意味があると感じています。

資本家・事業家の発想を持ち合わせる

ここで意識したいのが、資本家と事業家の発想です。

資本家の発想では、現在の収入だけでなく、将来にわたって価値を生み出す可能性のある資産にも目を向けます。

事業家の発想では、自分の能力や経験を活かし、価値を提供する仕組みを考えます。

この二つを個人の働き方に取り入れたら、どうなるでしょうか。

例えば、リサーチの仕事で得た経験を作業手順として整理する。執筆で得た知識を記事として蓄積する。繰り返し使えるノウハウをテンプレートにする。

そうすれば、受託業務で得た経験を、別の仕事やサービスに活かせる可能性が生まれます。

私は、こうした発想を持つことで、フリーランスの自由をより有効に活用できるのではないかと考えています。

フリーキャピタリストという考え方

この方向性を考える中で、私が言葉にしたいのが「フリーキャピタリスト思考」です。

これは、自由な立場で働きながら、資産と事業を育てていくための、私なりの考え方です。

単に自由な働き方を求めるだけではありません。自由に使える時間や、自分で選べる仕事、得られた経験や知識を、次の価値創造につなげていきます。

ここでいう資産は、お金や金融商品だけではありません。

知識、文章、Webサイト、作業手順、サービスの仕組みなども、再利用できたり、誰かの役に立ったりするなら、事業資産の候補になります。

ただし、作ったものが必ず価値を持ち、収益を生むとは限りません。誰のどのような課題を解決するのかを考え、試し、改善していく必要があります。

だからこそ、私は自分の活動を実験として捉えています。

働いて終わりにせず、次につなげる

M's R&D Experimental Journalも、こうした考え方を実践する場所の一つです。

日々の仕事や事業構築から得た経験を記録し、そこから学んだことを整理して発信する。

受託業務で経験を得て、ジャーナルで知識として蓄積し、必要に応じてテンプレートやサービスなどに発展させる。

この循環ができれば、一つひとつの活動が独立して終わるのではなく、互いにつながっていきます。

すぐに大きな成果が出るとは限りません。それでも、小さな経験を次の活動に活かすことで、将来の選択肢を増やせる可能性があります。

労働から収入を得る。経験から知識を得る。知識を仕組みに変える。そして、仕組みを通じて新しい価値を生み出す。

自分らしい働き方を考えることは、単に働き方を選ぶことだけではないのかもしれません。

自分の時間と経験を、どのような未来につなげていくのか。

私はこれからも、フリーキャピタリスト思考を一つの仮説として、自分自身の仕事と事業を通じて検証していきたいと思います。